四回目はガメラ造形技師対談。 村瀬継蔵さんと原口智生さんと司会の木川明彦氏のトークショー。 村瀬さんという方はガメラを作った元祖の人で 色々な基礎を作り上げた業界では超有名人。 マスターと呼ばれているそうな。ヨーダ? 原口さんは平成シリーズと今回の造形を担当していて現在のガメラの父。 こちらを遮断しているような寡黙そうに深く帽子を被って 淡々とした雰囲気が漂っているのですが なーんだか饒舌。うわっついたしゃべり方ですよ。 あこがれてる人に初めてあってうれしそうな感じですよ('A`) つーか、一回目に普通に設置された初代ガメラに布を被せられておりますよ(笑 今度はこっちで除幕式のようです。![]()
いい笑顔だな(笑 確かにヨーダっぽi ごほごほごほっ 初代ガメラをまじまじとみる原口さん。 ちょっと触ったりしてみたりしながら、じーっと見ております。 何からこの初代ガメラ。 村瀬さんが昔つくっていた技法で再び作り上げたものとの事。 なるほど・・だから何か一番丁寧な感じがしたんだなぁ。 ![]()
足。 この初代ガメラを作る間際、設計図を無くしてしまい とりあえず作るか、そのまま作業を開始。 出来た時に設計図が見つかり、見比べてみると 腹にある網目の数など全て一致していたそうな・・・。 「手が覚えているんですねぇ」と司会者。すげぇな(笑 笑いながら村瀬さん 「中は発泡スチロールですが外は昔と変わらず作っていますので 子供も真似して作れると思いますよ」 つくれないって(笑 原口さんは触ってる。 こら(`Д´) ![]()
・初代ガメラはエビラと同時進行で作った。 「海鮮ものばっかりですね」 ・当時、着ぐるみをどう作っていいのか分からず 骨組みは鉄骨で作られていた。 司会 「今は鉄骨でできてたりしないんですか?」 原口 「今はさすがに無いですね。ただそういう過程があったから今がある、みたいな」 ・指先に針金があった為、指を曲げると爪がひん曲がり 中の人は出てくると指が血だらけになっていた。 ・ボディと甲羅はボルトで接合させており 中の人は暑くてもすぐに出られなかった。 ・ガメラの火炎放射は出してる時はいいが 火の勢いが弱まる終わる時が一番危険だった。 ・火炎放射時のガメラは上半身だけの着ぐるみ。 頭部は熱を通さないように石綿をひきつめられていた。 ・頭に火が回ったガメラから中の人を引きずりだそうとした時 溶け出したラテックス(合成ゴム)が手に付着してしまい、火傷をした。 ・ジェット回転時も花火の勢いが弱まった時が危険で 終わる間際に火の熱気が上がり、吊るしていたピアノ線が切れ そのままガメラが落下し、ミニチュアセットの森に引火。 セットの裏側まで火が回り、あわや火災になる寸前だった。 ・ギャオスの頭は透明に出来ていて、その技法はイリスにも引き継がれている。 ・自分がつくったものは一度、自分できてみたいから着る。 「原口さんも作ってみたら着るんですか?」 「いえ、自分は役者の体型に合わせてつくるので着れません。 今回のガメラなんて特に小さいですし ただ高校生の頃に、デパートなどで中の仕事はやっていたので 中の人の気持ちはわかります。」 ・原口さんの「今回のガメラの敵は村瀬さんのバランで考案されたトゲの作り方をパクっている」 との発言に村瀬さん 「あれは自分だけの技法だと思っていたんですけどねぇ 時代の流れなんでしょうか(笑」と少し寂しそうな顔に(笑 ・「村瀬さんがガメラを作ってくださったから今の僕がある」 「ガメラの撮影の時、何か大変な事はありましたか?」 「あんまり大変なことはなかったですよ(笑」 と笑いながら言い放つ(;´Д`) 流石ヨーダ。 原口さんは村瀬さんの補足的な事でしゃべる事が多かったですな。 ![]()
新旧のガメラ。 こうしてみると感慨深いものがありますな。 ![]()
最後に記念撮影。 ![]()
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